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KID BLUE meets Bemberg®

ランジェリーを新調するとき、どこをポイントに見ますか? まずはデザイン? やっぱり機能性? 適度な補整力? そんな選び方も悪くはないけれど、美しく年を重ねていくなら“生地重視”が正解です。一日中身に着ける、肌に最も近い衣類が下着だからこそ本当に上質なものを。

そこで、今回は「ベンベルグ®」という秀逸素材の魅力を徹底解剖! KID BLUEラインナップのなかで、トップクラスの人気を誇る理由にも迫ります。

「ベンベルグ®」と聞くと、いわゆるケミカルな合成繊維と誤解されるかもしれませんが、原料は綿の種のまわりのうぶ毛・コットンリンター。一般名のキュプラなら、ご存じの方も多いのではないでしょうか。天然由来の再生繊維だから肌への刺激が少なく、そのなめらかさは皮膚摩擦テストでも実証済み。微生物のはたらきにより生分解されて堆肥となり、安全に土へとかえる特性から“サスティナブル(持続可能、の意。つまりは環境や社会にやさしいということ)”な素材としても注目度が高まっています。

そうした肌にも地球にもやさしい「ベンベルグ®」との出会いは、今から20年以上前。『光沢のあるツルンとした質感、触れた瞬間の気持ちよさ、ブラ&ショーツに適したストレッチ性、スリップにふさわしいドレープ感など、まさに探し求めていた素材でした』と、KID BLUEデザイナーは当時の様子を振り返ります。


ムレやベタつきを抑える吸放湿機能を備えた、さわやかな着心地が特長なのも採用の決め手に。ただ、理想の素材に巡り合えても一筋縄ではいかないのがモノづくりの難しいところ。

その時代「ベンベルグ®」は洋服の高級裏地を中心に多く活用されていたため、インナーウェアの布地に取り入れる前例がありませんでした。「ベンベルグ®」を使ったオリジナルの布を仕立ててくれる生地屋さんを見つけなければならず、KID BLUEが思い描くランジェリーが形になるまでは苦労の連続。布地をつくるうえで必要な設計図を綿密に起こし、性能が優れた編み機を駆使しても、納得のいくものがなかなかできませんでした。それだけ「ベンベルグ®」繊維を使う布地はハードルが高く、最終的に熟練技を持つ職人の手仕事を頼りにようやく完成させたのです。

果敢なチャレンジが実を結び、定番シリーズとして「ベンベルグ®ベア天」を毎シーズン展開。すでに好評を得ていましたが、素材のよさを広く知っていただくための店頭キャンペーンをきっかけに、一躍ロングセラーの仲間入りへ。

今季は「ベンベルグ®ベア天」アイテムだけでも15型が並ぶ予定で、ブラやショーツをはじめカップ付キャミソール、ロングフレアパンツなど豊富。色違いで欲しくなる、カラーバリエーションも要チェックです。

もともと「ベンベルグ®」はドイツで開発されましたが現在、世界で唯一生産しているのが日本の旭化成。
その繊維を使い、インナーウェアをこれだけ幅広く手がけているのは数あるライフスタイルブランドのなかでもKID BLUEだけ。
ジメジメ梅雨や気温が高い夏こそ「ベンベルグ®」の優秀さを存分に体感できるので、ラインナップが充実している今、ぜひご試着を。手放せなくなること確実です。

TEXT:KAORU ISOBE